「ナマポ」は「生活保護」の略で、生活保護及びその受給者も含めた意味で使われる用語です。
生活保護の生と保を組み合わせて「生保」、このままだと生命保険の事だと誤認されてしまうからか「ナマポ」になりました。
表記はひらがなで「なまぽ」も時々見られますが、圧倒的にカタカタの「ナマポ」が使われています。
主にネット掲示板への書き込みやツイッターやFacebookなどのSNSで見かける言葉ですが、時々ネット以外のリアルでも耳にすることがあります。
以下のような使い方と表現があります。
- ナマポで暮らしてる
- 俺はナマポじゃない
- 働けるのにナマポ貰ってるの?
- もうナマポしかなのでは
- ナマポ貰ってのかよあいつ
ネットで使われている場面を見てみると、あまりいい意味でなくネガティブな意見を言う時に使われる事が多いようです。
理由としては、ネットの普及でこれまではあまり知られる事のなかった不正受給が明るみになった事が挙げられます。
やむを得ない理由で生活が出来ない人を助ける制度としては素晴らしいのですが、それを悪用し不正受給をしている人達が少なからずいる状況や、日本人よりも特定の国の外国人への支給が優先されているなどの意見があり、ナマポはそれらのイメージを含めた言葉になっているようで、蔑称に近いニュアンスを含みます。
以前はネットユーザーの中でも一部の人達しか使っていませんでしたが、2012年にお笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親と親族が生活保護を受けているという報道があり、ネット上で頻繁に「ナマポ」「ナマポ芸人」と書き込まれよく知られるようになりました。
また、後にお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太さんの親族も生活保護を受けている事がわかり謝罪する騒動も起きています。