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「パネマジ」は「パネルマジック」を略した用語で、事前に写真であったりSNS等でのプロフィール画像を見てイメージしていたルックスとは異なり、実際に見てみるとそれほど美人・イケメンでは無かった事を表現する用語です。

語源となっているのは夜の歓楽街などを歩くとあちらこちらで見かける、風俗店の前に飾られている内側にライトで照らされ光っている女性のパネル写真の「パネル」略して「パネ」、これに「マジック」を組み合わせて「パネマジ」と呼ばれるようになりました。

マジックは撮影した写真をフォトショップなどのPCのソフトを使って加工することを指します。
修正箇所は様々で、目を大きくしたり肌を綺麗にしたり、胸を大きくしたり脚を細くしたりと多岐にわたり、撮影された本人とはまるで別人に修正することも可能なため皮肉を込めてマジックと言っています。

こうして加工されたものがパネルとなり、それを見た男性客がお店に入り指名するものの、実際に対面すると思っていた容姿とは違う事が往々に起こり出来た言葉が「パネルマジック」です。

主に性風俗の世界で使われていた用語ですが、キャバクラであったりホストクラブなどでも使われる事があります。

ネット上でもこのパネマジが使われるようになり、対象はパネル写真ではなくSNSに使われているサムネであったありインスタグラムに写り込んだ顔の写真となり、その写真と実際に会ったり目撃した際の見た目が違っている場合などに使われます。

以下のような表現と使い方をします。

  • パネマジやってない店ないのかな
  • もうパネマジ前提で考えてる
  • パネマジには気をつけてね
  • パネマジしても指名ない
  • パネマジの見破り方教えて
  • 久々にひどいパネマジ見た
  • パネマジ見抜けないのかよ

昔と違いネット上にアップロードする写真はPCもフォトショップなどの専用ソフトも不要で、スマホのアプリで誰でも加工(マジック)することが可能なため、パネマジと言われる事象は増え続けるものかと思われます。

なお、もともとは上記の通り夜のお店で使われていた用語だった事もあり一般的な知名度はありません。
知っている人だけ知ってるだけな上、相手に対して失礼に当たりますし語源には下ネタの要素も含んでいるため使う場所や相手を選ぶ必要がありそうです。